英百貨店大手ジョン・ルイスが国際展開を図る

英国最大の百貨店グループJohnLewis今日は市場が予想していたような明るいクリスマスの業績報告書を発表しました。

2013年12月28日までの前半5週間で、JohnLewisの総販売は7.2%の著しい伸びを遂げ、売上高は7.34億ポンドで、比伸び率は6.9%に達した。電子商取引の販売は前年同期比22.6%増加し、JohnLewisに1/3近くの販売に貢献し、総販売に占める割合は2012年同期の22.6%から31.8%に大幅に増加し、同百貨店の業績成長を推進する主な原動力となり、実店舗の販売は1.2%のわずかな上昇幅を記録した。

ファッション製品、美容用品を含む販売は前年同期比8.5%上昇し、ホームテクノロジー製品に次いで2番目に高い製品カテゴリーとなり、後者の販売は10.7%の成長を実現した。

JohnLewisの成功は英国で2番目に大きいことを示しているデパートグループDebenhamsPLC（DEB.L）のMichaelSharp最高経営責任者が口にした「高い街には赤い海が広がっている」（全地割引セール）は、それほど大きな衝撃を与えなかった。DebenhamsPLC（DEB.L）はこれまで、クリスマス前の「ラストセール」が実現できなかったため、2013年12月28日までの前17週の同店売上高は0.1%の伸びにとどまったと仮取引文書を発表していた。

DebenhamsPLC（DEB.L）は1、2月にさらに割引セールを通じて在庫を整理する予定であるため、上半期の粗利益率は前年同期比80～100ベーシスポイント低下する見込みで、税引前利益は前年同期の1億1470万ポンドから26%減の8500万ポンドとなり、アナリストが予想した1億1000万ポンドを大きく下回る見通しだ。

DebenhamsPLC（DEB.L）の1年以内の2番目の利益警報により、株価は2013年の最終取引日に12.21%暴落し、時価総額は1.24億ポンド蒸発し、年間株価は累計35.74%下落した。DebenhamsPLC（DEB.L）のSimonHerrick最高財務責任者も辞任した。

逆にジョン・ルイス社長AndyStreetクリスマス前の「クレイジーな月曜日（12月23日）」傘下の店舗には人の波が押し寄せ、「ブラックフライデー（12月27日）」はグループ史上最高の単日販売を記録した。その理由の1つは、ネット通販注文の約半数が「クリックピッキング（ClickandCollect）」（ネット注文、実体ピッキング）を選択しており、このような注文は前年同期より61.8%多く、また、ネット通販と実店舗での買い物を同時に行う顧客は、単一チャネルで消費する顧客より平均400%多く支出している。アナリストは、ネットワークとエンティティの融合（BricksandClicks）は、すべての小売業者が将来考慮しなければならない販売方法になっていると指摘しています。

AndyStreet氏はJohnLewisの過去5週間の業績に非常に満足していると述べ、JohnLewisのパフォーマンスは市場レベルよりも優れており、2014年の見通しは大きいと考えている。業績が躍進した東風に乗って、JohnLewisは新たな国内外の拡張を求め始めた。

デイリー・テレグラフ紙によると、JohnLewisは2023年までに店舗数を現在の40店舗から65店舗に増やす計画で、フランスでユーロ決済の電子商取引サイトを発売したり、今後10年で国際市場に進出して少なくとも1つの実店舗を開設したりする意向もあり、現在の40億ポンドの年収を70億ポンドに引き上げることを目標にしている。オンラインとオフラインの業務収入はそれぞれ半分を占めている。